施政方針

更新日:2026年03月27日

令和8年度施政方針

 令和8年度予算は、物価高騰対策を継続しながら、今後も変化を続ける社会に迅速かつ柔軟に対応しつつ、第6次総合計画に掲げる主要施策の実現に向け、各種施策を展開します。
 重点ポイントは、「子どもの元気と学びの力の創出」、「豊かな生活環境と地域経済の活性化」、「持続可能な環境保全の構築」、「共に支え合える地域づくり」、「物価高に対する支援」の5点を掲げて取り組みます。

1.「子どもの元気と学びの力の創出」

安心して子育てできる環境整備

・小学校給食費の保護者負担を軽減する国の制度に加え、中学校給食費を公費負担にし、学校給食費の無償化を図るとともに、保育園においても3歳以上児への主食の提供を開始

・熱中症を予防し快適に過ごせる環境を整えるため、町内保育園3園の遊戯室にエアコンを設置

・町内の学校に通うすべての子どもたちが、安心して過ごせる居場所として今年度整備した「飯島町子ども第三の居場所」の運営を開始

・中学校卒業祝金の支給

・こども誰でも通園制度の創設

多様な学びへの支援

・地域プロジェクトマネージャーを配置し、学校教育係が進める3つの柱「外国語教育の推進」「学校と地域の連携強化」「魅力ある教育活動の検討・展開」を推進

・子どもたちの学ぶ力、生きる力、地域愛を育む活動を支援するため、外国語によるコミュニケーション能力の育成や実践的な言語活動の充実、防災力を高める学習、キャリア教育を推進

・今なぜ、「外国語によるコミュニケーション能力の育成か」、現代は「多様性」こそが、持続可能な社会を創る鍵です。フィンランドでは、いい意見を言った子どもより、様々な意見をうまくまとめる子どもが評価されます。こうしたことから、「グローバルコミュニケーションスキル」を身に付け、「合意形成能力」や「人間関係形成能力」などの調整能力を磨くことが必要です。そのためにも、外国語によるコミュニケーションを学ぶことで、「わかりあえない」から始め、「大変さを克服する力」をつけることに取り組みます。

国民スポーツ大会の準備

・「信州やまなみ国スポ」に係るハード整備

・今年度立ち上げた実行委員会で、令和9年度のリハーサル大会に向けて準備

2.「豊かな生活環境と地域経済の活性化」

地域資源を活かした取り組み

・町の豊かな森林資源と美しい自然景観を活かした観光産業を核に、地域の「稼ぐ力」を飛躍的に向上させることを目指し、新たに「いいじま未来共生イノベーション事業」を実施

・今年度町の蝶として定められたミヤマシジミや生物多様性の理解促進とPRにより、一歩進めた「ネイチャーポジティブ」の取り組みを推進

・長野県の伴走支援を受け、今年度より進めている「輝く農山村地域振興事業」は、2年目として、引き続き地域資源である40年の歴史を持つ「地域複合営農」(組織農業)をベースに、多様な者が関わり、地域資源を活用した農村RMO(地域運営組織)の検討など、持続可能な農業農村の維持・活性化を目指し推進

地域と共にまちの未来を考える取り組み

・学校と地域の連携強化を図るため、新たに町の「学校運営協議会」を設置

・地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの姿を明らかにする「地域公共交通計画」の策定

・今年度設置した「自治組織あり方検討委員会」では、自治会が抱える課題を把握し、自治会を維持存続していくために必要な事項の検討を継続

新町発足70周年記念事業

・令和8年度は新町発足70周年を迎え、70年の歴史とともに、飯島町の未来につなぐ各種記念事業を実施

3.「持続可能な環境保全の構築」

環境共生(地球温暖化対策、生物多様性の確保、3Rなどの循環型経済の推進)

生物多様性の取り組み

・地域の自然を守り、活かすとともに以前の状態に戻す「ネイチャーポジティブ」を推進するため、スマートフォンアプリを使用し、住民の皆さんと一緒に身近なさまざまな生きものを調査する中で、「生物多様性地域戦略」を策定

脱炭素・リサイクルの取り組み

・集会施設のLED化を支援

・環境保全に力を入れている「粉石けんを作る会」の活動を支援するため、粉石けん製造機を更新

4.「共に支え合える地域づくり」

「福祉」「健康」の推進

・福祉医療費給付金給付事業を拡充

・高齢者の介護予防を推進するため、フレイル予防教室の開催数を増やして実施

だれでも気軽に集える居場所

・町内各所への居場所づくり

・飯島町文化館及びその周辺は、指定管理に移行し、民間活力による居場所づくり

・都市計画マスタープラン及び立地適正化計画に基づいて、まちなかに「まちかどベンチ」を設置

5.「物価高に対する支援」

エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者・事業者に対し支援

・近年の猛暑による熱中症リスク増加を踏まえ、町民の命と健康を守るため、生活保護世帯を含む「住民税非課税世帯エアコン設置促進事業」を実施

・水道料金の基本料金8か月分を無償化する「物価高騰対策臨時水道料金負担軽減事業」

・安定的な学校給食を提供するため、中学生分の高騰した食材購入費を支援する「学校給食費負担軽減事業」

・中小企業等の業務効率化への取組みや省エネ機器への設備投資など、生産性の向上及び経営基盤の強化を支援

・これらの事業については、令和7年度の国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の活用を予定

 

 以上、5つのポイントと、その他、多くの課題や住民要望にも総合的に対応するため、各種事業を展開します。

第6次総合計画の基本構想に掲げる町の将来像実現のための取り組み

『住民と行政の創合力による安全で安心なまちづくり』

・防災無線の屋外子局(屋外スピーカー)を増設し、有事の通信を確保

・災害時等に幅広い活躍が期待される消防団の拠点である各詰所に、エアコンを新設

・DXの取り組みとして住民の皆さんの利便性を図るため、公式SNSを利用した電子申請を推進

・公式ホームページを誰もが見やすく、使いやすくリニューアルすることで、わかりやすい情報発信を実施

『美しく快適な暮らしの環境を将来へつなぐ』

・水資源の有効利用を図るため、新たに雨水貯留設備の設置に係る費用の一部を助成

・生活環境の向上対策として、特定の飼い主のいない猫や多頭飼育の猫に対する去勢手術・避妊手術補助制度を継続

・コンビニの多機能端末を使い発行できる各種証明書の手数料を一律50円に改定

『誰もが健康で居場所と出番があり共に支え合える地域 づくり』

・福祉医療費給付金給付事業の精神障がい者の給付対象を拡充(現在の通院のみから入院を加え、入通院についても対象)

・通いの場として好評の「フレイル予防教室」は、新たに田切地区の会場を新設し、町内全体での健康寿命を延伸

『地域特性を生かした産業の創造と振興のまちづくり』

・農業水路等長寿命化・防災減災事業交付金を活用し、老朽化した中央道水路橋や中平地区の水路改修工事を実施

・買い物弱者対策では、移動販売事業を行う民間事業者への運行経費の支援を継続

・町内の事業者支援として、支援機関と連携し、相談対応や後継者マッチングなど企業の事業承継支援を継続

『暮らしを支える強靭で快適なライフラインの創造』

・町道関連は、社会資本整備総合交付金を活用し実施する上ノ原幹線や鳥居原横断線のほか、国スポの開催に向けた柏木運動場進入路などの道路改良工事を実施

・七久保地区のJR新田第一踏切周辺箇所の改良工事を継続

・河川関連は、住宅地やまちなかを流れる赤坂地区の北田川や南仲町地区の唐沢川の改修工事を実施

・災害に強く、将来にわたり安定供給できる体制の構築を目指し、樽ヶ沢浄水場更新基本計画策定業務に着手するほか、水門遠隔制御システムを設置し、安全で安心な水道を確保

『魅力向上で住みたい・住み続けたい地域づくり』

・観光関連は、観光パンフレットの更新や御嶽山駐車場に快適な仮設トイレを追加設置

・iiネイチャー春日平は、地域おこし協力隊を活用しながら町・民間企業の官民連携の運営を継続

・移住定住の施策は、新たに空き家を活用した「田舎暮らし体験住宅」を整備し、移住希望者の宿泊・交流場所にするとともに、こどもや高齢者などの日中の地域の居場所として運営

・「借上型定住促進住宅」は、民間事業者と協力し、移住希望者へ空き家を活用した住まいの提供を実施

『子どもの元気』と「学びの力」でいきいき豊かな暮らし

・小中学校に防災用の折りたたみヘルメットを整備し、安心・安全な学校生活を支援

・学童クラブの利用料は、2人目きょうだい同時利用の場合、上の学年の児童を対象に利用料を半額にすることで、保護者負担を軽減

・生涯学習関係は、指定避難所でもある七久保公民館の長寿命化と環境改善を図るため、屋根や外壁等の改修工事を実施

・地域の皆さんの文化交流を深める場である文化館は、指定管理者制度による運営を開始

・飯島陣屋は、新たに駐車場を整備し、バスによる来館者の利便性の向上を図る

・「県営中山間地域農業農村総合整備事業(日曽利地区)」に伴う埋蔵文化財発掘調査の実施

『将来像を実現する想像力にあふれた行政基盤づくり』

・公共施設の適正な管理を行うため、関連する主な個別計画や公共施設の現状、将来のあり方を踏まえ、公共施設等総合管理計画と個別施設計画の改訂に向けて検討

むすびに

 新町発足70周年の節目を迎え、第6次総合計画においても折り返し、これまでの歩みを振り返り、未来へ向けた歩みを踏み出す1年となります。

 町の将来像実現のため、「人を真ん中に「つなぐ」力で楽しく豊かに暮らす予算」として編成しました。

 厳しい財政状況ではありますが、各事業の進捗状況を確認し、検証を行いながら効果的な事業実施に取り組み、飯島町の美しい自然に育まれた生活環境を守りながら、10年先の町の姿を見据え、将来の世代に引き継ぐため、人への投資や官民連携を更に推し進め、住民が安全安心で住み続けられるまちづくりを着実に推進します。

 引き続き、物価高騰対策を図りつつ、住民の皆様の暮らしを守り、幸福度が高まるような施策の展開を適切な時期に実行することが、町民の皆様に信頼される行政運営であると考えます。

 町民の皆様からの負託と信頼に応えるべく、全職員が行動力を発揮し、一丸となって全力で行財政運営に取り組みます。

この記事に関するお問い合わせ先

飯島町 企画政策課 財政係

〒399-3797 長野県上伊那郡飯島町飯島2537番地
電話番号:0265-86-3111(代)
ファクシミリ:0265-86-4395
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