第1回「いいじま環境フェア」を開催しました

更新日:2025年03月25日

2月1日(土曜日)に飯島町文化館で「いいじま環境フェア」が初開催されました。このイベントは、町が2022年10月にカーボンニュートラル宣言を表明したことと、2023年7月に飯島町ミヤマシジミ保全協議会を設立したことをきっかけに企画されました。テーマは「ふるさとの豊かな環境を知り、愛し、守り、活かす」です。イベント当日も寒い1日でしたが、天候に恵まれ、関係者含め200名以上が来場されました。午前の部と午後の部のそれぞれのオープニングには、飯島町親善音楽家の竹下正登さんとオリジェム・フルートアンサンブルによる「組曲飯島」が演奏されました。昨秋に新たに加わった「ミヤマシジミ命の舞」の楽譜はミヤマシジミ里の会の代表者に贈呈されました。

 

環境フェア1

 

  • 午前の部

10時から12時までの「カーボンニュートラル特別対談」では、飯島町自然エネルギー推進協議会の活動紹介の後に、iNE開発株式会社の浜田稔さんと株式会社外天の浅田大吾さんによる、「小水力発電の先行事例と地域活用」と題したトークセッションがありました。町内には小水力発電に適した場所が多いものの普及が進まない問題点についてや、町外で普及が進む事例やその理由について、活発に議論されました。

 

  • お昼の部

 11時頃から15時頃までは、町内で活動する22の団体・事業者がそれぞれ工夫を凝らして設営した展示・体験ブースに多くの方が集まり、賑わいを見せていました。お子さん連れには、鳥の巣箱作りやチョウのキーホルダー作り、せっけん作り、うんこ先生の特別授業などが人気で、エコドライブシミュレーターや、LED電球の交換、森林整備、環境保全型農業などには、大人が関心を寄せている印象でした。出店いただいた蕎麦や五平餅はほとんど売り切れたようで、来場された皆さんは舌鼓を打っていました。

 

環境フェア2

 

環境フェア3

 

  • 午後の部

 14時からは、「身近な鳥獣との付き合い方」と題して生物多様性シンポジウムが開かれました。飯島町で起こる人と鳥獣との軋轢の例として、増えるネコとハクビシン、減るタヌキの交通事故死が取り上げられました。その後、茨城県つくば市の交通事故死問題の講演や、野良ネコや放し飼いネコの過酷な野外生活についての講演、シカやイノシシ、カワウといった増え過ぎて問題となっている鳥獣の対策についての講演が続きました。来場者の方からは、野外のネコはネコ自身にも、人やその他の生き物にも深刻な問題を引き起こすことがよくわかったという感想をいただきました。講演後は、総合討論の時間があり、増える鳥と減る鳥の違いについてや、融雪剤の問題についても議論されました。

 

環境フェア4

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