高齢者の肺炎球菌予防接種

更新日:2024年04月01日

65歳の方などを対象に定期接種を実施しています

肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3%から5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

ワクチン接種の効果

  • 肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン」は、そのうちの23種類の血清型を対象としたワクチンです。
  • この23種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約4割〜5割を占めるという研究結果があります。
  • このワクチンは、対象とする血清型の侵襲性肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。

    (※)侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。

定期接種対象者

(1)65歳の方
  ※定期接種の機会は65歳の1年間です。定期接種の対象となる方で、接種を希望する方は、接種の機会を逸することがないようご注意ください。
(2)令和6年4月1日時点で60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
(3)令和6年4月1日時点で60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

※過去に接種したことがある方(自費での接種を含む)は助成の対象外になります。

持ち物

予診票(紫色)、健康保険証

予診票と通知分を順次対象者の方にお送りします。
お手元に届きましたら、医療機関へ接種のご予約をお願いします。

自己負担額

2,000円

参考

厚生労働省ホームページ「肺炎球菌感染症(高齢者)」(別ウインドウで外部サイトが開きます。)

この記事に関するお問い合わせ先

飯島町 健康福祉課 保健医療係

〒399-3797 長野県上伊那郡飯島町飯島2537番地
電話番号:0265-86-3111(代)
ファクシミリ:0265-86-2225​​​​​​​
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