高齢者の肺炎球菌予防接種

更新日:2023年03月31日

肺炎球菌感染症とは

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3%から5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

肺炎球菌ワクチンの定期接種

平成26年10月1日から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となり、平成30年度までの5年間の経過措置として定期接種を実施していました。

しかし、この5年間の接種率が低かったことと、高齢者に対する肺炎球菌感染症の予防の重要性から、引き続きこれまで接種を受けていない方への接種機会を提供するために、平成31年度から5年間定期接種を実施することになりました。

補助を受けられるのは生涯に1回のみとなりますので、この機会を逃さずに接種していただくことをお勧めします。

ワクチン接種の効果

接種をすることで、肺炎の予防や肺炎にかかっても重症化しにくい効果があります。

接種対象者

次のいずれかに該当し、接種を希望する方。

令和5年度に次の年齢となる方
65歳 昭和33年4月2日生から昭和34年4月1日生まで
70歳 昭和28年4月2日生から昭和29年4月1日生まで
75歳 昭和23年4月2日生から昭和24年4月1日生まで
80歳 昭和18年4月2日生から昭和19年4月1日生まで
85歳 昭和13年4月2日生から昭和14年4月1日生まで
90歳 昭和8年4月2日生から昭和9年4月1日生まで
95歳 昭和3年4月2日生から昭和4年4月1日生まで
100歳 大正12年4月2日生から大正13年4月1日生まで
  • 令和5年4月1日時点で60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有し、身体障害者手帳1級の交付を受けている方

なお、以下の方は対象外となります。

  • すでに肺炎球菌ワクチン(23価)を接種された方
  • 過去に他市町村で公費の成人用肺炎球菌ワクチンを接種した方

接種方法

1回のみ(接種期間:令和5年4月1日から令和6年3月31日まで)

持ち物

予診票(紫色)、健康保険証

自己負担額

5,000円

新型コロナウイルスワクチン接種をご希望される方へ

  • 肺炎球菌ワクチンと新型コロナワクチンは、同日に接種することは出来ません。
  • 新型コロナワクチン接種日前後13日間は、肺炎球菌ワクチン接種は出来ません。

参考

厚生労働省ホームページ「肺炎球菌感染症(高齢者)」(別ウインドウで外部サイトが開きます。)

この記事に関するお問い合わせ先

飯島町 健康福祉課 保健医療係

〒399-3797 長野県上伊那郡飯島町飯島2537番地
電話番号:0265-86-3111(代)
ファクシミリ:0265-86-2225​​​​​​​
メールフォームによるお問い合わせ