摺鉢窪カール(百間ナギ)クラックについて

更新日:2025年03月28日

摺鉢窪カール(百間ナギ)で発見された大規模なクラック(亀裂)について、令和6年度の動向は以下のとおりです。

  • クラック発見時と比較し、大きな変化は見られない。
  • 遷急線付近では少しずつ浸食が起こり、植生の後退が認められた。

なお、崩落の危険性があるため、摺鉢窪カールへ立ち入らないようお願いします。また土石流等の恐れがあるため、与田切川河川域内への立ち入りも十分に注意してください。

クラックについて

発見:令和4年7月

1 亀裂について:全長約75m、最大深さ約1.6m

2 推定崩壊土塊量:約30万立方メートル

3 既設えん堤の空き容量:約46万立方メートル

・空き容量に余裕があり下流域への危険性が低いが、大雨等で増水した場合、河川域内は注意が必要。

・崩落の可能性については、現時点での明確な判断が難しく、中長期的な観測が必要。

今後の取組

国土交通省

  • 砂防えん堤の除石
  • LP計測(航空機からの航空レーザ測量)の実施
  • カメラによる監視

林野庁

  • クラックの動態観測
  • 航空レーザ測量と差分解析の実施

長野県

  • 国定公園内の行為許可の継続による摺鉢窪へ降りる登山道の閉鎖
  • 飯島町と連携した注意看板設置等による河川立入者への周知
  • 県管理堰堤の砂利採取許可による空き容量確保

飯島町

  • 管理登山の実施
  • 情報発信と摺鉢窪への立入禁止措置を継続
  • 長野県と連携した注意看板設置等による河川立入者への周知
  • 崩落に備えた対応について国・県へ要望活動の継続

関連リンク

発見時の状況

この記事に関するお問い合わせ先

飯島町 建設水道課 建設係

〒399-3797 長野県上伊那郡飯島町飯島2537番地
電話番号:0265-86-3111(代)
ファクシミリ:0265-86-2051
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